Copy of Copy of 2004: Konzert mit Christian Thielemann
After a concert with the Staatskapelle Dresden and Christian Thielemann, Musikverein Wien
© Matthias Creutziger
“「私にとって音楽という魅力は決して終わらなかった。何十年たった後も、多くの作品の中に、もう何度も聞き、また何度も演奏した作品の中にも、依然として恐るべき『鳥肌が立つ瞬間』があり、それは従前どおり、心の内部に強く触れ、かき乱す。フランツ・シューベルトの最後の変ロ長調ソナタの、黒い穴の中を通って違う世界に浸るような、ゆっくりした楽章。それは、突然、諺のように、光が昇る箇所である。ブラームスのニ短調ピアノ協奏曲の第1楽章のヘ長調の部分もそうである。ところでブラームスといえば、変ロ長調ピアノ協奏曲の第1楽章の中の再現部に戻る間の16分3連符の箇所で、私は何小節か前にすでに震え始め、そのすぐ後に何が起こるか、空がどのように開くかを考えると、本当に鳥肌が立つ。」”