Copy of Copy of 1977: Grand Disque Haydn
1977
ヨーゼフ・ハイドンの全ピアノ作品の吹き込みに対するアカデミー シャルル・クロスのGrand Prix du Disque賞受賞
“「ヨーゼフ・ハイドンの全ピアノ作品の吹き込みは私の経歴の中の中間休止であった。ハイドンの50以上のピアノソナタの中から、いくつかの作品だけが私たちの演奏会レパートリーに入った。私にとって、ハイドンのほとんど知られていないピアノ作品でのこの仕事は、ベートーヴェンが完成させた古典派主義の様式をマスターするための理想的な基礎であった。その中には初演も一曲あった。それまで行方不明だと思われていた変ホ長調ソナタ、Hob XVI/18 の終楽章が発見された。私は新しく発見されたものをもちろん、すぐに組み込んだ!
今、後から考えてみると、この段階が私にとっていかに大切であったかがわかる。私は規律を、アーティキュレーションやフレージングを、私がラフマニノフ、チャイコフスキー、ショパン、あるいはベートーヴェンやモーツァルトを弾くとき、今日でも役に立つ能力を学んだ。ハイドンの音楽に集中して携わったことは、大いに効果的な音楽の栄養液のように私を豊穣にした。その成果は18枚のLPレコードであった。この完全録音に対して私にGrand Prix du Disque賞が与えられたことは、私にとって非常な驚きであった。」”